Mathematica で木綿を研究,テスト,評価
- 数値計算--統計
- 記号計算
- グラフィックス
- プログラミング
- ノートブック--数値的結果のスプライス,レポートにグラフを挿入
木綿は「生活の繊維(The fabric of our lives®)」というコマーシャルがあります.ふかふかの柔らかい枕カバーであろうと一番丈夫で長持ちするジーンズであろうと,このコマーシャルでは木綿が混じりけのないシンプルなもののように見えます.しかしアメリカ国内で生産される綿花(1年間におおよそ1700万ベール)のほぼすべてのテストおよび評価には,Mathematica を含めた非常に高度なテクノロジーが関わっています.
Cotton Incorporated社のEddie R. Riddle氏はさまざまな綿繊維研究プロジェクトに Mathematica を多用しています.そのひとつに,米国農務省の木綿テスト機械のキャリブレーションを調べるというものがあります.
強さ,長さ,均一性,密度等,繊維の質に関するデータは,米国産木綿のほぼすべてのベールについて1年中集められています.アメリカ農務省マーケティング・サービス(ASM)木綿部門(CD)プログラムの一部として,このデータの標本はリアルタイムの意思決定解析のためRiddle氏の部署に送られてきます.Riddle氏は,Mathematica を使って統計的操作とフーリエ解析を実行してから,数値結果とともに Mathematica で生成したグラフィックスを含む報告書を作成するシステムを開発しました.これらの報告書はリアルタイムで電子的に返信されます.
「このシステムは,装置が適切に検査されていることを確実にします.これは農務省がより高い精度で綿花の資産価値を割り当て,綿花生産者が自分が生産する綿花の質を正確に判断するのに役立っています」とRiddle氏は述べています.
「Mathematica はこのキャリブレーションシステムの計算エンジンとして,高度な統計計算およびデータをグラフで表示できる機能が特に便利です.グラフィックスをPostScript形式で保存できるので,最終的なレポートで簡単にサイズが変えられます」とRiddle氏は加えています.
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