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芸術家を触発する:芸術におけるMathematicaの役割
MathArt作家,中村健蔵
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「10行くらいの非常に簡単なプログラムで,非常に多彩な色の変化を見せます.本当にMathematicaだけで作ったもので,無限の変化と言うものをもたらすことができると思います.」
Mathematicaの強み
- 形,パターン,背景を含む,独創的なアルゴリズムに基づいた芸術作品の作成
- 多面体に基づいた幾何学的曲面等の生成
- 変形,折り曲げ等のシミュレーション
概要
中村健蔵氏はMathematicaを使って,エッシャーに触発されたMathArtの作品を作っています.氏のトレードマークとも言える「三円曼荼羅」は,1つの大きい円に3つの小さい円を重ねることの繰り返しで,結果としてシェルピンスキーのギャスケットになっています.最終的な作品は仏教の曼荼羅を表しています.
中村氏は,常にMathematicaを使って作品を制作していた訳ではありません.修士論文を書いているときに他のソフトウェアに満足できず,自身のパソコンで使えるプログラムを探していた氏は,とあるセミナーで偶然Mathematicaに出会ったのです.
氏は,Mathematicaの技術的な面を利用してオペレーションズリサーチに関する書物を著し,後にこのプログラムを使って魅力的な芸術作品の制作に取り組みました.氏がMathematicaを使って作成した作品の中には錯視を利用したものもあります.静的な描画でありながら,その無限という性質から,鑑賞者にはまるで動いているように見えるのです.氏は今後もこのような作品の制作を続けようと考えています.「そういう試みを通じて,できればエッシャーを超えた作品というものをひとつでもいいから作りたいというのが私の夢です」と氏は語っています.
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