WOLFRAM

Enterprise Private Cloudのワークフローの例:
クライアントに直接配信されるデータ解析
Business Laboratoryの事例

Business Laboratoryでは,ビジネスデータの高度解析やモデル化がクライアントサイドでできるように,即時のAPI作成と高レベルのデータ処理機能を使って,幅広いアプリケーションを直接クライアントに配信しています.アプリケーションはすべてWolfram Enterprise Private Cloudによって安全にホストされ,実行されます.

Enterprise Private Cloudを使った
クライアントに直接配信される解析ビジネスモデルのワークフロー

1

主要要素の決定

Business LaboratoryはERPデータベースから必要な情報を引き出し,クライアントと協力して対象となっているシステムの定性的概要をグラフィカルに生成します.

このステップで重要なEnterprise Private Cloudの機能

世界屈指の可視化機能で迅速なプロトタイプ作成:情報をダイアグラム,チャート,グラフ等で迅速に可視化し,その場で簡単にパラメータを変更することができます.

顧客のデータがすぐに計算可能に:データがすぐ計算できるよう準備するための高レベルな意味解釈規則を使って,外部データベースからさまざまな形式でデータをシームレスにインポートします.


2

APIモデルの作成

問題の計算モデルを生成するために,必要なデータをWolframデスクトップ環境で解析・処理し,Webで呼び出せるAPIとして実装します.

このステップで重要なEnterprise Private Cloudの機能

デスクトップ/クラウドのハイブリッドインターフェース:WolframデスクトップのインターフェースをEnterprise Private Cloudに接続することで,使い慣れたMathematicaとWolfram Cloudによる柔軟な配備と計算を組み合せます.

強力な即時API:世界最大のアルゴリズム網を使って高度なモデルを構築し,RESTful APIとして配備します.このモデルには,プログラムで簡単にアクセスできます.


3

ユーザインターフェースとの接続

Business Laboratoryは任意の数の環境(Unity,Python,JavaScript等)を使ってデスクトップインターフェースを実装し,カスタムバインディングを使って,そのインターフェースをAPIモデルに接続します.

このステップで重要なEnterprise Private Cloudの機能

他のシステムとのシームレスな相互運用性:任意の言語あるいは環境でフロントエンドインターフェースを構築し,それをHTTPリクエスト,組込みの言語インターフェース,カスタムのAPIバインディングを介して,Wolfram言語のコードに簡単に接続することができます.

集中型のコード管理:重要な計算をクラウドに保管することによって,コード管理が簡単になります.こうすると,エンドユーザ側のアクションを必要とせずにすべてのインストールにバックエンドアップデートを拡散させることが可能になります.


4

シミュレーションを実行

クライアントは常に最新モデルに安全にアクセスし,パラメータを操作して,現実的な状況のシミュレーションを実行したりビジネスの決定を最適化したりすることができます

このステップで重要なEnterprise Private Cloudの機能

完全に設定可能なデータセキュリティ:標準の認証プロトコルを使ってユーザおよびグループのポリシーを設定することで,専有のビジネスモデルへのアクセスを厳重に管理します.

計算の最適化:すでに初期化されたAPI機能と自動負荷分散を使って,計算のスピードと有効性を最大化します.


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