gridMathematicaの機能
gridMathematicaは,お使いのMathematicaライセンスのパワーをアップさせるための統合された拡張システムです.gridMathematica Serverは,複数のCPU上に分配された並列計算を実行するために,ネットワーク対応の追加のMathematica計算カーネルが少なくとも16個の共有プールを提供します.
既存の並列コードを変更する必要はありません.gridMathematica Serverを利用可能にするだけで,並列プログラムに追加のCPUパワーが自動的に使われるようになります.超並列タスクを行うときでも,ちょっとしたパワーアップが必要なときでも,必要なときにすぐに追加のパワーが利用できます.
gridMathematicaは以下を提供します.
Mathematicaの機能すべてのグリッド配備:最新の超高速数値計算ルーチン,画像処理,統計,金融の機能もグリッド配備できます.GPUへのリモートアクセスや,分配された並列Cコードをその場で生成しコンパイルすることもサポートしています.Mathematicaでできることは,グリッド上でもできるのです. |
高レベルの並列プログラミング言語:グリッド計算の設定を難しくする主な原因となっている通信,同期,データ転送,エラー回復のほとんどが,この高度な言語により自動化されます.データ転送の自動シリアライズにより,共通のファイルシステムを設定しなくても,構造化されたデータやプログラムをリモートマシンに送信することができます. |
クラスタ管理システムを含むHPC標準のサポート:Altair PBS Professional,Microsoft Windows Compute Cluster Server,Microsoft HPC Server,Platform LSF,Sun Grid Engineがクラスタ管理システムとして含まれます.クラスタ管理のないシステムにはWolfram Lightweight Gridソフトウェアが含まれます.ギガビットと高速ネットワークの他,CUDAとOpen CL GPUハードウェアもサポートされています. |