割当て
Javaプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語は動的型付けなので,変数を割り当てるときに型を指定する必要がありません.
値は,=を使って割り当てることができます:
これは即時割当てです.
遅延割当てというものもあります.遅延割当てでは,値が必要なときに再計算されます:
Javaプログラマー向けの注意事項
Javaには遅延割当てがありません.同様の動作を行うためには,更新のたびにメソッドを呼び出す必要があります.
Pythonプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語では,遅延割当てにより,使われるたびに値を動的に再計算する変数が生成されます.Pythonで同様の動作を行うためには,より複雑なpromiseオブジェクトを使う必要があります.
割当てを消去します:
Javaプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語で=.を使うのは,Javaでnullに値を設定することと似ていますが,NullPointerExceptionが発生する危険性はありません.
Pythonプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語の=.はPythonのdel演算子と同様に動作します.
変数を局所化するためにはModuleを使います:
Javaプログラマー向けの注意事項
Moduleはスコープ変数を導入します.これはJavaのメソッドが局所的スコープの変数を生成するのと似ています.
Pythonプログラマー向けの注意事項
Pythonの関数は,Wolfram言語のModuleと似た,局所的スコープの変数を生成します.
組込みのオブジェクトは大文字で始まるので,変数名は小文字で始めるのが慣習になっています:
Javaプログラマー向けの注意事項
大文字で始まる名前は,Javaでは特にクラスを表します.Wolfram言語では,あらゆる種類の組込み構造を表します.
Pythonプログラマー向けの注意事項
Pythonの命名規則では,大文字の名前は特にクラスを表します.Wolfram言語では,あらゆる種類の組込み構造を表します.