リスト
PYTHONプログラマー向けの注意事項
Wolfram Client Library for PythonでPythonのコーディングを行う場合,list,set,frozenset等のクラスおよびジェネレータ関数は,Listとしてシリアライズされます.
リストはどのような式でも含むことができます:
Javaプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語では,リストはグループ化されたデータを表します.リストはどのような構造でもサイズでも構いません.言語が自動的に最も効率的な内部表現を推測します.Javaのプログラマーは,プリミティブの配列かCollection Frameworkのクラスかを選ばなければなりません.どちらを選ぶかはコンテキストによります.
リストの各部分には1から始まる指標が付き,[[ ... ]]を使って抽出できます:
負の指標の場合は,末尾から数えます:
Javaプログラマー向けの注意事項
Javaの配列のように,Wolfram言語のリストも中カッコ{...}で表されます.Wolfram言語の指標付けには[...]ではなく[[...]]が使われ,指標は0ではなく1から始まります.
Pythonプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語のリストは中カッコ{...}で表されます.Pythonのリストでは,リストを示す場合もそれに指標を付ける場合も同じ角カッコ[...]のシンタックスが使われます.Wolfram言語では指標付けに[[...]]を使い,0ではなく1から始まる直感的な指標付けシステムを採用することによって,曖昧さをなくしています.
多くの操作はリストに直接縫い込まれます:
Javaプログラマー向けの注意事項
Javaの配列や集合への縫込み操作には,ループ構造が必要です.
Pythonプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語では,+は足し算のためだけに使われます.文字列の連結には<>が使われます.
リストの中の範囲は;;を使って指定します:
Javaプログラマー向けの注意事項
Javaの集合や配列には,部分集合を抽出するためのWolfram言語のスパンに匹敵するようなものはありません.
Pythonプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語のスパン;;は,Pythonのスライス:に似ていますが,Wolfram言語のスパンは多次元配列に一般化されます.
参照:リスト操作