手続き型
Javaプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語はJavaのプログラマーにもお馴染みの手続き型,オブジェクト指向型,関数型のパラダイムを含む,多数のプログラミングパラダイムを高度に融合させています.このため,プロジェクトによって柔軟に方法を選んで組み合せることが可能です.
Pythonプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語は手続き型,オブジェクト指向型,関数型のパラダイムを強力に統合しているため,プロジェクトによって方法を選んで組み合せる柔軟性があります.
Wolfram言語では,ほとんど手続き型プログラミングを使用する必要がありません.
(作成中の大きいプログラムにIf,Do,Return等が多く含まれている場合は,おそらくWolfram言語がうまく使えていないということです.)
操作を区切るためには,;を使います:
Javaプログラマー向けの注意事項
Javaでは文の最後にセミコロンが必要です.Wolfram言語ではセミコロンはオプショナルであり,出力の表示を抑制する機能が加えられています.
Pythonプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語では,手続きを数行に渡って好きなように配列することができます.Pythonとは異なり,特別な空白やコードフォーマット規則は必要ありません.
Moduleはレキシカルスコーピング(名前の局所化)を行います.
Blockは動的スコーピング(値の局所化)を行います.
DynamicModuleはドキュメント内のスコーピングを行います.
Sow/ReapとThrow/Catchは,手続き型プログラミングのデータ転送と制御に便利な方法です.
Javaプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語のThrowとCatchは,Javaのtry構造とcatch構造を一般化したものであり,広範なアプリケーションに対する柔軟なフロー制御を可能にします.Wolfram言語にはエラーに対処するために特化されたCheck関数も含まれています.
Pythonプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語のThrow関数とCatch関数は,Pythonのtry/except構造のように動作しますが,より一般化されています.Wolfram言語にはエラーに対処するために特化されたCheck関数も含まれています.
Pythonプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語では一般的なシンボルであるTrueとFalseを使います.一方Pythonでは,それぞれのオブジェクトに対して定義しなければならない,別々の_bool_プロパティを使います.
Wolfram言語では,Ifは組込み関数の一つです:
Javaプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語にはWhile,For,If,Switch等の手続き型の関数が多数含まれています.これらは同名のJavaのキーワードと同じように動作しますが,通常Wolfram言語のコードには必要ありません.
Pythonプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語WhileとIfはPythonのwhileとifに似ていますが,記号的な値も扱えます.