文字列
Wolfram言語では,Strings(文字列)は二重引用符("...")で示されます.
文字列が出力の場合は引用符は含まれませんが,InputFormを使った場合は含まれます:
<>は文字列を結合します:
Javaプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語では文字列の結合には<>を使います.曖昧さを避けるために,文字列の結合には+を使わないことになっています.
Pythonプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語では文字列の結合には<>を使います.文字列の結合に+を使うPythonでの曖昧さを避けています.
文字列にはどのようなUnicode文字を使うこともできます.\[Alpha]等の名前,ESC a ESC等のショートカット,\:03b1等の明示的なUnicode,パレットボタンのどれを使って入力することもできます.
Pythonプログラマー向けの注意事項
Python 3とWolfram言語では,どちらの文字列もデフォルトではUnicodeです.Python 2では明示的にUnicodeを定義しない限り,デフォルトではASCIIです.
文字列パターンは~~を使って,文字列とパターンの構造を組み合せます:
パターンでは,p... は p をゼロ回以上繰り返すことを意味します.
RegularExpressionは,簡潔な正規表現を扱うことができます.
Javaプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語のパターンシンタックスで文字列パターンを使うと,強力な文字列マッチが可能です.Javaの正規表現サポートとよく似た表記のWolfram言語の正規表現を使って文字列マッチを行うこともできます.
Pythonプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語の文字列パターンで.可読性と直感性に最適化された汎用パターンシンタックスを使うと,強力な文字列マッチが可能です.Pythonでこれに最も類似したものは正規表現を使った文字列マッチで,Wolfram言語のRegularExpression関数を使うことに似ています.
文字列テンプレートでは,スロットを表すのに``が,評価する式を表すのに<* ... *>が使われます:
Javaプログラマー向けの注意事項
TemplateApplyはJavaのSystem.out.printfメソッドと同じように動作しますが,Wolfram言語は%ではなく``を使い,タイプの指定子を必要とせず,<* ... *>を使ってインラインの計算を実行することができます.
Pythonプログラマー向けの注意事項
Wolfram言語のTemplateApplyはPythonの%あるいは.format関数と同じように動作しますが,Pythonでは<* ... *>を使ったインライン計算はサポートされません.
参照:文字列の操作