webMathematicaとは

webMathematicaは,Mathematicaと最新のWebサーバテクノロジーを統合することにより,Web上でインタラクティブに計算したり結果を可視化したりすることを可能にします.

JavaScriptやJavaアプレットのようなクライアントテクノロジーが,webMathematicaとシームレスに動作.グラフィックスや可視化をダイナミックに作成・表示.計算をインタラクティブに調整.ボタン,ドロップダウンリスト,テキストフィールド等,使い慣れたWebインターフェース要素を使用.webMathematicaのカスタムタグが,JavaサーブレットやJavaServer Pages等の標準Java Webテクノロジーと強力に統合.スライダーやその他の動的機能を使ってパラメータを調整し,新しい結果をインタラクティブに生成.Webページに出力を表示したり,PDF,ノートブック,その他の形式でダウンロード可能なレポートを作成したりすることが可能.テンプレートを使って,一貫したプロフェッショナルな外観. webUnRiskを使ってみる

webMathematicaはMathematicaとどこが違うのでしょうか.

webMathematicaとMathematicaでは基盤となるエンジンは同じですが,基本的に異なるユーザインターフェースを提供し,異なるタイプのユーザを対象としています.

webMathematicaはWebブラウザや他のWebクライアントを介して,特定のMathematicaアプリケーションへのアクセスを提供します.提供される標準的なインターフェースでは,効果的に使うためのトレーニングはほとんど必要ありません.多くの場合,ユーザはMathematicaのことを知っている必要もなく,Mathematicaを使っていることさえ知らなくてもよいのです.

同様に,webMathematica開発者もフル装備の完全なWebサイトを作成するのに,HTMLとMathematicaの基本的な知識しか必要ありません.他の技術的プログラムではJavaのプログラミングスキルが必要で,作成できるのもせいぜい小さいアプレットです.また,webMathematicaではMathematicaに組込みの計算パワーすべてにアクセスできるので,開発者は余計なコードライブラリを使う必要もありません.

Mathematicaはある意味でwebMathematicaサイトの開発環境だと考えることもできるでしょう.例えば,Mathematicaで物理的プロセスをモデル化するコードを書き,そのコードをwebMathematicaサイトに置くと,他の人が日常の仕事でそのモデルを実行してその結果を利用することができるようになります.

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