WOLFRAM

Functional Mock-up Interface (FMI)とは

FMIはモデル交換と協調シミュレーションのためのオープン標準です.ツール間で動的システムモデルを交換するために,産業界と学術界で共同制作されました.

FMIはモデル交換と協調シミュレーションのためのオープン標準です.ツール間で動的システムモデルを交換するために,産業界と学術界で共同制作されました.

FMI標準の作成者・管理者であるModelica協会は,機械,電気,水力,熱,ビジネス等のCPSのオブジェクト指向型モデリングのための,ツールに依存しないオープン標準を提供しています.

FMUを使う理由

FMI標準のファイル形式はFunctional Mock-up Unit (FMU)と呼ばれ,プロトコルにはモデル交換(インポートとエキスポート)と協調シミュレーション(マスターとスレーブ)の2種類があります.この2つのプロトコルの主な違いは,モデル交換ではFMUのシミュレーションがインポートしているツールのソルバを使って行われるのに対し,協調シミュレーションではFMUはそれ自身のソルバとともに送られる点です.

FMUの使い方

FMI標準を使うと,Wolfram System Modelerと他のFMI対応ツールとの間のモデル交換が効率的に行えます.自分のモデルを別のツールで使いたい場合や実際のコンテンツを隠したい場合,そのモデルをFMUとしてエキスポートすることができます.FMUユーザはこのFMUをインポートするのに適したモデルを持っている必要があります.

System Modelerは最も完全なModelicaツールです

System Modelerの直感的グラフィカルユーザインターフェースは,Wolfram言語のパワーと組み合せられることで,モデルやシミュレーションをプログラムで制御するための最も完全なモデリング,シミュレーション,解析のプラットフォームを提供します.

System ModelerとModelicaのユーザ

System Modelerは航空宇宙,エネルギー,生命科学等の多様な産業分野のユーザとの20年以上に渡る密接な協力関係の成果であり,最も使いやすいModelicaツールとなっています.

System Modelerの開発者であるWolfram MathCoreはModelica協会の創設メンバーであり,当初からModelica言語設計において主要な役割を果たしてきました.