WOLFRAM

概要

入力

空白のノートブックにタイプし始めると,新しい入力セルが生成されます.

セルの中にカーソルを置いてENTER (RET)を押すか,ボタンをクリックするかすると,入力が評価できます.

標準的な使い方

Wolfram|Alphaで行うように,平易な英語で入力を書くことができます.

実数だけを使うように指定する等,クエリに詳細や仮定を加えることができます.

Wolfram|Alphaとは異なり,自然言語入力セルに数行に分けて入力することができます.複数行入力するためにはSHIFTを押しながらENTER (RET)を押して改行します.これは,例えば行列を指定するときに便利です.

興味のある分野についてもっと知りたいときは,例題を探すことができます.

Wolfram言語のシンタックス

MathematicaとWolfram|AlphaのハイブリッドであるWolfram|Alpha Notebook Editionは,正式なWolfram言語シンタックスの解析もサポートします.

Wolfram予測可能インターフェース

関連する計算

Wolfram|Alpha Notebook Editionは,Wolfram予測可能インターフェースのスコープを拡張します.新しい入力サジェスチョンバーのメニューを使うと,入力に関連する多数の計算に迅速にアクセスできます.

別の解釈

メニューを使うと,入力の仮定を制御することができます.

ステップごとの解説

ボタンをクリックすると,与えられた問題に対するステップごとの解説が表示されます.

完全な結果

ボタンをクリックすると,Wolfram|Alphaによって返されたすべてのポッドが表示されます.

出力の提案

標準のMathematicaノートブックのように,サジェスチョンバーが直前の出力に基づいて追加の提案を提供します.

Wolfram|Alpha Notebook Editionのツールバー

特殊文字

各ノートブックの上部にあるオレンジ色のツールバーには,入力や出力をカスタマイズするための追加オプションが含まれています.右上のボタンをクリックすると,特殊文字がすぐに入力できます.

出力のタイプ

アイコンをクリックすると,ノートブックのコンテンツをカスタマイズするためのオプションが表示されます.これによりデフォルトの出力スタイルをTraditionalForm(従来の教科書/論文のタイプセット)かStandardForm(標準的なWolfram言語の書式)に切り替える等することができます.

ノートブックコンテンツを表示する/隠す

ワークスペースをすっきりさせるために,クエリの詳細やWolfram言語入力を隠すこともできます.

実数だけを使う

デフォルトで計算に実数だけを使う(複素数を使わない)よう設定することもできます.

宿題のワークフローを作成する

セルとノートブックのスタイル

Wolfram|Alpha Notebook Editionは宿題の完全なワークフローを作成するのに最適のツールです.新規セルを作成するときに左側のアイコンをクリックすると,セルのスタイルが選べます.

計算の積重ね

Wolfram|Alphaでは連続的な入力を扱うことはできませんが,Wolfram|Alpha Notebook Editionでは前の入力を参照して完全なコンテンツの流れを構築することができます.例えば,積分を計算して可視化することができます.

次は先ほどの行列の入力例です.

ここからさらに計算を行って,逆行列,行列式,その他の結果を簡単に求めることができま⁠す.

出力セルのラベルを参照して,前の結果が簡単に参照できます

(例:output nout nresult n#n).

Wolfram|Alpha Notebook Editionでは変数の割当てや関数定義も可能です.

割当ておよび定義は,シンタックスカラーリングで表されます.未定義のシンボルはで,定義済みのシンボルはで表示されます.

{x, y, z}

変数や関数の定義を消去するためには,キーワードの「clear」を使います.

インタラクティブな出力

インタラクティブな「ステップごとの解説」は,入力サジェスチョンバーから,あるいは直接「how」や「show steps」等のキーワードを含む自然言語入力から利用できます.

インタラクティブな出力(Manipulate)を得て,さまざまなパラメータを指定すると,関数やその動作の詳細を調べることもできます.