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三菱電機の研究者の完璧な部署間コミュニケーションツール,Mathematica

私の仕事は,社内製造部の必要に基づいて新たなアルゴリズムを開発・テストすることです.アルゴリズムの開発にかかる時間を最短にするために,私はMathematicaをプロトタイプ言語として使っています.

近年,より多くの研究者がMathematicaの柔軟なノートブックドキュメントがいかに結果を早く出すか,また同じくらい重要なことに組織の中での意思伝達にいかに役立つかを知りつつあります.三菱電機先端技術総合研究所のシニア研究員である依田潔氏は,計算パワー,高度なプログラミング言語,使いやすいワープロ機能がしっかり統合されたMathematicaを仕事のあらゆるサイクルで使っています.

私の仕事は,社内製造部の必要に基づいて新たなアルゴリズムを開発・テストすることです.アルゴリズムの開発にかかる時間を最短にするために,私はMathematicaをプロトタイプ言語として使っています.

テキスト,コード,グラフィックス,その他の結果を1つのノートブックに入れることができるので,結果を文書化するのが大変容易です.このノートブックを再実行しさえすれば,いつでも結果を再生することができます.

私は常に計算しながら説明文をノートブックに書き込むので,出来上がった結果を社内の報告文書として使うことができます.これは非常に効率的です.事実,よく私は社内報告を提出した直後にMathematicaの結果を使って特許を書きます.結果がより詳しい説明を加えるに相応しいものだと思ったときは,Mathematicaの同じ結果を使って技術文書を作成します.

ノートブックが完成すると,アルゴリズムを必要とする社内の誰もがダウンロードできるように,このノートブックを社のWebサーバにアップロードします.製造部で私との連絡係になっている人間もMathematicaを持っています.ですから彼らは私のノートブックを見るだけでなく必要な場合は新たなパラメータで計算を再実行することもできます.彼らには私のコードと説明文そのものを渡すことになるので,誤解を生む可能性が非常に低く抑えられます.

私は他の部署の連絡係にMathematicaを買うようにと強く勧めているので,彼らもきっとMathematicaを使うようになるでしょう.そうなれば,開発プロセスが非常にスムーズになります.

私は 将来 MathCode C++ も使ってみたいと思っています.これはMathematica言語で開発したアルゴリズムをC++に変換してくれるサードパーティ製品で,これを使えば私の開発したアルゴリズムをコードし直す時間の節約に繋がるからです.

—依田潔

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