フィンテック
Wolfram言語はデータサイエンスと金融データを統合します.
金融データ
データのインポートとアクセス
ほぼすべてのプロジェクトがデータから始まります.Wolfram言語を使うと,必要なデータが簡単に取得できます.Wolfram言語に組み込まれている何テラバイトもの金融データを取得したり,サードパーティのAPIにアクセスしたり,自分のデータをインポートしたり,Bloombergのようなデータサービスに接続したりすることが簡単にできます.
この例では,FinancialData関数を使ってGeneral Electric (GE)社の株価を呼び出します.
Wolfram言語は一般的な何百ものファイル形式をインポートすることができるので,自分のデータをプロジェクトに簡単に加えることができます.
APIを使って,サードパーティやWebサイトからデータを入手する必要がある場合があるかもしれません.Wolfram言語では,これが1行のコードで行えます.
この例では,ロンドンで借りられる自転車の現在位置をAPIから取り出して,自転車数の多い場所を可視化します.
Wolfram言語はBloomberg Terminal等のデータサービスでも利用できます.Bloomberg Terminalに接続するための詳細はWolfram Finance Platformのサイトをご覧ください
分析と可視化
Visualization
データを整えたら,そのデータを可視化したい場合がよくあります.Wolfram言語には,金融データ可視化の特別な関数を含む,データ可視化のための多数の関数が備わっています.
この例では,Google社の株価のパフォーマンスを可視化するためのインタラクティブな取引チャートを作成します.
時系列情報を使ってプロットを作成することもできます.この例ではARIMA過程を過去の株価データにフィットして予測を立てます.
ARIMA過程をフィットします.
金融分析
金融分析は複雑なものになりがちですが,Wolframの組込み関数を使うと,コードが読みやすい状態に保てるのでエラーを削減し,プロジェクトにかかる時間を短縮することができます.例えば,FinancialDerivative関数は100種以上のデリバティブの値(または他の特性)を求めることができます.
ヨーロピアンコールオプションの値とすべてのギリシャ指標を求めます.
Wolfram言語には高度な金融モデリングおよび統計のための完全なツールもあります.
確率微分方程式で過程を定義します.
始めましょう
ラーニングリソース
ラーニングパス
ちょっと試してみたいと思いませんか?フィンテックに焦点を当てた実際のコードの例を試して,Wolfram言語がどのようなものかを体感してください.
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金融を深く学ぶ
Wolframテクノロジーを使って金融計算の分野で他にどのようなことができるかについて知りたい方は,金融計算についてのガイドページをご覧ください.
- 特化された金融関数
- 金融データのインポートとエキスポートについての情報
- Wolframコミュニティの金融関連の質問へのリンク
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クラウドとデスクトップのハイブリッド製品であるWolfram|Oneは,データサイエンスに関心のある方にお勧めの環境です.Wolfram|Oneは受賞歴のある直感的なノートブックインターフェースや,クラウドとのシームレスな機能を備え,完全なWolfram体験を提供します.
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