隠れマルコフ過程の観測値が与えられた場合に,潜在する隠れ状態を見付ける 
既知のモデルの系の観察列が与えられたとき,その系の観察不可能状態の対応する列を一意に復元することは通常不可能である.Mathematica 10は指定された観察に関連付けられた最適な状態列を見付けるために広く使われている2つの基準であるビタビデコーディングと事後デコーディングをサポートする.ビタビデコードされた列は,隠れ状態と観測値の列の結合尤度を最大化する.事後デコードされた列は,尤度が各観測値に対する隠れ状態にあるように個別に最大化する.
オーバーラップする観測値分布を持つleft-to-right型隠れマルコフ過程を構築する.
| Out[2]= |  | 
ビタビデコーディングを使って,最もあり得る隠れ状態列を見付ける.
| Out[4]= |  | 
事後デコーディングを使って,個別に最もあり得そうな隠れ状態列を見付ける.
| Out[5]= |  | 
デコーディングは多変量観測値にも使える.
| Out[7]= |  | 
ビタビデコーディングを使って,最もあり得そうな状態列を見付ける.
| Out[9]= |  | 
事後デコーディングを使って,個別に最もあり得そうな状態列を見付ける.
| Out[10]= |  |